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子宮頸がん(HPV:ヒトパピローマウィルス)ワクチンについて(下記5が最新情報です　12月29日更新)

1　積極的勧奨の再開(令和4年4月より)について
2　キャッチアップ接種(平成9年度から平成17年度生まれまでの女子)について
3　定期接種・キャッチアップ接種はサーバリックス(2価HPVワクチン)　ガーダシル(4価HPVワクチン)　どちらかで行います
4　任意接種:シルガード9 (9価HPVワクチン) は当院で接種可能です
5　9価ワクチンに関する今後の動向
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1　令和4年4月より接種対象者に対する個別の接種勧奨を順次実施することとなりました　これは　HPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され　ワクチン接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたためです

2　接種機会を逃した平成9年度生まれから平成17年度生まれまでの女子を対象に　令和4年4月から令和7年3月までの間キャッチアップ接種が行われることになりました　市町村が管理する接種履歴に基づき　対象となる方へ順次,ご案内・予診票が送付されます　なお　HPVワクチンを過去に1回又は2回接種した後接種を中断した方は　接種を初回からやり直すことなく　残りの接種をおこないます　2価ワクチン3回目は1回目から5ヶ月以上かつ2回目から2ヶ月半以上の間隔をおいて接種します　4価ワクチン3回目は2回目から3ヶ月以上の間隔をおいて接種します　どちらも可能な限り速やかに接種することになります　　

3　日本国内で使用できるHPVワクチンは　サーバリックス(2価HPVワクチン)　ガーダシル(4価HPVワクチン)　シルガード9(9価HPVワクチン)の3種類があります　このうち　前二者は公費で受けられますが　シルガード9は定期接種の対象ではありません　厚生労働省の審議会で定期接種の対象とするか検討中です　

4　9価HPVワクチンは90%以上の子宮頸がんを予防すると推定されますが　定期接種の対象外です　本ワクチンの定期接種化を待っていると　HPV 定期接種の上限 (高校1年生)を越えてしまう恐れがあります　2価・4価HPV ワクチン(約70%の⼦宮頸癌を予防できると推定)定期接種の機会を逃さないよう注意してください　
・接種を希望される方は事前に『ワクチンQダイアリー』への登録が必須です
・同一製剤による3回の接種(筋肉内に注射)が必要です
・当院の接種料金は1回 26,000 円(税込)です

5　シルガード9(9価HPVワクチン)が令和5年4月1日から定期接種の対象となる見込みです
・2価または4価のHPVワクチンで一部を完了後9価ワクチンにより残りの回数を接種する(交互接種)も実施可能となる予定です
・現在国において2回の接種で完了となる9価ワクチンの接種方法の審議が行われています